親からの部活の差し入れは、迷惑ではありません。
むしろありがたいと受け取られることがほとんどです。
しかし、タイミングには注意が必要です。
差し入れを渡すタイミングは、試合後のミーティングが終わってから、帰りの準備を始める直前がベスト。
部活の差し入れには、食べやすく衛生的な市販のファミリーパックのお菓子がおすすめです。
夏はゼリー、冬はチョコレート菓子が喜ばれます!
親(保護者)からの部活の差し入れって迷惑?
部活の大会や試合を観に行ったときに、差し入れをしていいのかどうか悩みますよね。
応援の意味も込めて差し入れしたいけれど、迷惑?とも思ってしまいます。
しかし、基本的に差し入れをして「迷惑です」と断られることはありません。
むしろ喜んでもらえることのほうが多いです。
そのため、迷った際はぜひ差し入れをしましょう。
ただ、手作りだと迷惑になってしまう可能性があります。
(はちみつレモンなど)
万が一、手作りの差し入れが原因で食中毒などが起きてしまった場合、責任を負わなければなりません。
手作りのものは、自分の子供にだけ渡すようにしましょう。
また、お金の差し入れは避けましょう。
お金で差し入れてしまうと、顧問の先生やコーチが大会中にそのお金で何かを買ってくる必要が生まれます。
顧問の先生やコーチが1人欠けている時に、何かトラブルが起きてしまったりしては大変ですよね。
そのため、お金での差し入れはおすすめしません。
部活の差し入れはお菓子が喜ばれる!市販でOK
部活の差し入れは、試合や大会に出る生徒に向けて渡すということが多いので、お菓子がおすすめです。
特に、ファミリーパックなどの個包装で大容量のお菓子を選ぶと、部員全員に配りやすいため喜ばれます。
また、個包装のお菓子は一口サイズで食べやすいというメリットも。
テニスやサッカーなどの外で行う部活は、手が砂で汚れてしまっている場合も多いです。
そのため、手を使わずに食べられる個包装のお菓子のほうが衛生的で喜ばれます。
お菓子でいいのかな?栄養を考えた方がいい?と思うかもしれません。
しかし栄養については、試合の時の親のお弁当や、家から持たせてもらえるもの(ゼリーやカロリーメイト、軽食類)でよく考えられています。
差し入れではあまり気にする必要はないでしょう。
お菓子以外の差し入れも、確かに喜ばれることがあります。
真夏に、パウチ状の冷たいゼリーや冷えたスポーツドリンクを差し入れられると、とても嬉しかったです。
ただし、これには少し注意が必要です。
それは、差し入れが多いと帰りの荷物となってしまう可能性があることです。
試合や大会の場合、家から多めにウィダーインゼリーなどの軽食や水分を持ってきていることが多いです。
そのため、さらに差し入れてしまうと量が多すぎて消費しきれず、結局家に持ち帰ることになるかもしれません。
このような軽食類やペットボトルは、予想以上に暑くなった日や試合が長引いた日などには効果的です。
しかし、そうでない場合は、もっと軽いお菓子などの方がむしろ喜ばれます。
部活の差し入れのおすすめ!夏はゼリーや塩分タブレット
次に、季節ごとにおすすめの差し入れを紹介します。
夏の差し入れのおすすめは「一口サイズのゼリー」や「塩分タブレット」。
夏の大会では、暑さでへとへとになっている場合が多いです。
そのため、ひんやりしたお菓子やビタミンの多いものが特に喜ばれます。
一口サイズのゼリー
一口サイズのゼリーは、前日の夜に冷凍庫で凍らせておけば時間が経った後でも冷たく、おいしく食べられます。
また、食べやすいので、少し暑さでバテているときでもうれしい差し入れです。
塩分タブレット
塩分タブレットは、汗をかいて不足してしまった塩分やビタミンを補給することができます。
レモン味やスポーツドリンク味など、疲れているときにぴったりな味です。
たくさん入っているので、一袋で部員全員にいきわたるのもうれしいポイントですね。
部活の差し入れのおすすめ!冬はチョコレートやカイロ
冬におすすめの差し入れは「チョコレート菓子」や「貼らないカイロ」です。
チョコレート
チョコレート菓子は人気が高い差し入れです。
夏だと溶けてしまいますが、冬はその心配もありません。
特に、ナッツ類が入ったクランチ系のチョコレート菓子は、小腹も満たせるので喜ばれます。
貼らないカイロ

お菓子ではありませんが、貼らないカイロも差し入れにおすすめです。
運動していて「体は暖かいのに指先は冷たい」ということはよくあります。
テニスなどのラケット競技では、グリップがしっかり握れず力を入れられないと、試合に勝つうえで致命的です。
そのため、指先を温められるよう貼らないカイロを差し入れするというのもおすすめです。
(ただし、これだけは試合中にないと意味がなくなってしまうので試合前に差し入れしましょう。)
部活の差し入れのタイミングは大会・試合後に!「のし」って必要?
差し入れのタイミングは、お菓子なら試合・大会終了後のミーティング後、帰りの準備に入る直前のタイミングが良いでしょう。
試合前は、試合に向けて集中力を高めているところです。
コーチや顧問の先生が、時に厳しい言葉を投げかけながら最終調整に入っています。
そんな時に差し入れをされてしまうと、せっかく次の試合に向けて高めていた緊張感が一度切れてしまうことになります。
差し入れに気を取られてコーチのアドバイスをちゃんと聞いていなかった、なんてことになったら大変です。
そのため、差し入れは「がんばれ!」と直前に渡すのではなく「おつかれさま」と、試合の後に渡すようにしましょう。
試合の緊張から解放され、リラックスした状態になった時に渡すのがベストです。
タイミングがわからない場合は、顧問の先生やコーチに差し入れを預けることで対応しましょう。
そうすれば、先生方が試合の進行度合いに合わせてタイミングを見計らってくれるはずです。
また、部活への差し入れに「のし」のようなものは不要です。
大会中のごみが増えるだけになってしまいますので。
むしろ、差し入れを食べた後のごみをまとめられる袋をつけてあげると親切でしょう。
箱入りのお菓子などは、できるだけ箱から出してビニール袋に移しかえるなど、ごみを極力減らすことがポイントです。
まとめ
親からの部活の差し入れは迷惑ではなく、喜ばれます。
おすすめはズバリお菓子!
ただし、取り分けるのが大変なものや手作りのお菓子、残ったら荷物になってしまうようなものなどは避けましょう。
また、試合前は、先生も生徒も試合に向けて集中している時です。
試合後に「おつかれさま」と渡すといいでしょう。
小学生・中学生・高校生の差し入れにお悩みの親御さんの参考になればうれしいです!
個包装のバラエティパックが、食べやすく衛生的でおすすめ。