時々、アイスクリームが食べたくなることがあります。
夏の暑い日はもちろん、冬の寒い日にも食べたくなることも。
特にダイエット中は、その欲求がより強く感じられることが多い気がします。
では、なぜアイスクリームを食べたくなるのでしょうか？
この記事では、アイスクリームを食べたくなる理由と、食べたくなった時の対処法をご紹介します。
アイスクリームを無性に食べたくなる理由は何？
アイスクリームを無性に食べたくなる背景には、疲労やストレス、習慣が関係しています。
疲れやストレスが原因の一つ
学校や仕事が終わった後、疲れた時にアイスクリームが食べたくなること、ありませんか？
体が疲れていると、糖分が欲しくなります。
頭をたくさん使った後に、甘いものを欲するのも同じです。
アイスクリームは、疲れた体に必要な糖分を補給するのに適しています。
さらに、ストレスが溜まると、甘いもの、特にアイスクリームを食べたくなることがあります。
これは、心を安定させる成分であるセロトニンの不足が影響しているそうです。
セロトニンが不足すると、イライラやストレスを感じやすくなり、場合によってはうつ病などのリスクも高まることも。
甘いものを食べたくなるのは、このセロトニン不足を補おうとする体の自然な反応かもしれません。
女性のホルモンとアイスクリームの関係性
女性がアイスクリームに惹かれることが多いというのは、女性ホルモンとの関連が指摘されています。
このホルモンには、脂肪を求める効果があるため、アイスクリームへの欲求が生まれることが考えられます。
特に、女性のホルモンバランスによって、脂肪が欲しい時にアイスクリームを食べたくなる傾向があります。
例えば、妊娠中にアイスクリームを強く求める経験をした方もいるのではないでしょうか。
アイスクリームの習慣的な摂取
日常的にアイスクリームを食べる習慣がある人も、アイスが食べたくなる理由の一つです。
毎日のおやつや食後のデザートとして、アイスクリームを取り入れている方は少なくありません。
ただ単にアイスクリームが好きで、毎日食べたいと思う人もいます。
冬でもアイスクリームが恋しくなる理由
一般的に、アイスクリームは夏と密接に関連していると考えられています。
夏は確かにアイスクリームを求める季節ですが、冬にもその欲求がわきますよね。
寒い季節にアイスクリームを食べたくなるには、いくつかの理由があります。
暖かい室内でのアイスクリーム
室内が暖かくなると、冷たいアイスクリームが恋しくなることがよくあります。
特に寒い地域では、この傾向が顕著です。
外気がとても寒い中、温かい室内で冷たいアイスクリームを楽しむのは、特別な喜びをもたらします。
冬の代謝活動
冬の寒さで、体は、体温を維持しようとして代謝を高めると言われています。
代謝が活発になると、脂肪の燃焼も進み、体が疲れやすくなります。
その結果、甘いものや脂肪分を求めるようになり、アイスクリームはそれらを満たす最適な食べ物となります。
冬にぴったりのアイスクリーム
夏と冬では、好まれるアイスクリームの種類が異なります。
夏は軽やかなシャーベットや氷菓を好む傾向がありますが、冬はより濃厚なアイスクリームが魅力的です。
例えば、バレンタインシーズンに合わせて発売される濃厚なチョコレートアイスクリームなどは、冬ならではの楽しみです。
夏では重いアイスクリームはあまり人気がないので、メーカーは季節に合わせて魅力的なアイスクリームを開発しています。
これも、冬にアイスクリームを食べたくなる理由の一つです。
室内でのリフレッシュ効果
冬は室内が温かく、空気がこもりがちです。
夏とは異なり、冬は頭が重く感じられることがあります。
そんな時、冷たいアイスクリームを食べることで、頭をリフレッシュさせることができます。
アイスクリームを食べたくなった時の対処法
食べないほうがいい、と頭では分かっていても、心が「食べたい！」と強く訴える。
そんな状況に直面した時、どのように対処すれば良いのでしょうか。
アイスクリームの誘惑に負けずに済むような対処法を、いくつかご紹介します。
代替品を利用する
アイスクリームの代わりとなるものを見つけましょう。
まずは、なぜアイスクリームが食べたくなるのかを考えることが大切です。
もし甘いものが食べたいのなら、フルーツを選ぶことでビタミンやミネラルを摂取しつつ、カロリーを抑えることができます。
冷たいものが欲しい場合には、冷たいドリンクが代替品として役立ちます。
また、最もカロリーが低い選択肢として、氷を食べるという方法もあります。
なぜアイスクリームを食べたいのかを自問自答し、適切な代替品を選びましょう。
涼しい場所や寒い場所へ行く
アイスクリームを食べたくなるのは、大抵暖かい部屋の中ですよね。
寒い場所でアイスクリームを食べたいと思う人は少ないはずです。
したがって、アイスクリームへの欲求を抑えるためには、涼しい場所や寒い場所へ移動すると良いでしょう。
そうすれば、アイスクリームへの欲求が自然と収まる可能性があります。
素直に食べる
欲求は自然と生じるものです。
体や心が必要としているからこそ、欲求が生まれるのです。
もちろん、それが健康に良い欲求か、制御不能な欲求かは見極める必要があります。
ただし、欲求は身体や心からのサインと考えることもできます。
「いつもアイスクリームが食べたい」という異常な状況でなければ、急に「アイスが食べたい」と感じたらそれに応えてみるのも一つの方法です。
身体や心が求めているものを受け入れることも大切です。
また、アイスクリームにはリラックス効果があるとも言われているので、食べることが必ずしもマイナスではありません。
アイスクリームのカロリーや糖質
多くの人がアイスクリームを食べるときに考えるのは、「太るのではないか」という懸念です。
実際にアイスクリームを食べることが体重増加につながるのか、見てみましょう。
カロリーについて
例えば、一般的なバニラアイス（MOWバニラ）の場合、140mlカップで約225kcalとなります。
比較すると、ご飯1杯（150g）は約250kcal、明治やガーナなどの板チョコ（50g）は約280kcalです。
※カロリーは公式サイトで確認しました
アイスクリームの種類によってカロリーは異なるため、購入前にパッケージに記載されているカロリーをチェックすることをお勧めします。
糖質やカロリーを意識する場合、選ぶアイスクリームも異なってくるでしょう。
（この数値を見ていると、バニラアイス+チョコのチョコモナカジャンボなどはヤバいですね…）
糖質量
アイスクリームに、どの程度の糖質が含まれているか気にする方もいるでしょう。
先ほどのバニラアイス（MOWバニラ）を例にすると、140mlカップには約28.9gの炭水化物が含まれています。
糖質の正確な数値は不明ですが、炭水化物とほぼ同じと考えられます。
参考までに、ご飯1杯（150g）は約54gの糖質、普通のミルク板チョコ1枚（50g）は約28gの糖質です。
バニラアイスはご飯よりは太りにくい可能性がありますが、糖質を気にしている方にはちょっと多いかもしれません。
糖質制限中の方のために、糖質オフのアイスクリームも市場に出回っていますね。
よくアイスを食べるなら運動などで消費を！
たとえば、MOWバニラアイス（140ml）を食べると、約225kcalと糖質28gを摂取することになります。
この量のカロリーを消費するにはある程度の運動が必要ですが、普段の生活活動でもカロリーは消費されています。
そのため、時々アイスクリームを食べる程度であれば、体重が顕著に増加することは少ないと言えます。
しかし、週に複数回や毎日のようにアイスクリームを食べている場合は、体重増加のリスクが高まります。
このような習慣を持つ場合は、普段の食事のカロリーを見直したり、毎日30分から1時間の運動をするなどして、カロリー消費を心がけた方がよいですね。
ダイエット中のアイス選び
ダイエットをしているけれど、アイスクリームを諦めきれない方向けに、アイスの選び方をご紹介します。
糖質を控えたアイスクリームを選ぶ
糖質を控えている方は、低糖質のアイスクリームを選ぶとよいでしょう。
糖質オフのアイスは、一昔前はほとんど見ませんでしたが、最近は増えた感じがします。
これらのアイスクリームはパッケージに低糖質であることが明記されており、スーパーマーケットで簡単に手に入れることができます。
アイスキャンディーやかき氷を選ぶ
アイスクリームには、乳固形分や乳脂肪分によって様々な種類が存在します。
例えば、ハーゲンダッツのような高乳脂肪分の「アイスクリーム」、雪見だいふくのような「アイスミルク」、スーパーカップや爽のような「ラクトアイス」、そしてガリガリ君のような水分が多い「氷菓」です。
これらの中で、カロリーが最も低いのは氷菓類です。
氷菓は乳成分がほとんどなく、果汁を凍らせたアイスキャンディーやかき氷、メロンボールなどがあります。
ガリガリ君（ソーダ味）の場合、公式サイトによると1本（105ml）あたり66kcalと低カロリーです。
空腹時や寝る前は避ける
アイスを選ぶ際は、どのアイスを選ぶかと同じくらい、いつ食べるかも重要です。
空腹時に糖質が多いアイスを食べると血糖値が急上昇し、結果的に太りやすくなると言われています。
アイスクリームを摂取する最適なタイミングは、昼間の活動的な時間帯です。
この時間帯に摂取すると、身体がエネルギーを効率よく燃焼する可能性が高いからです。
そして、就寝前のアイス摂取は避けましょう。
睡眠中はカロリーの消費が少ないため、摂取したエネルギーが蓄えられやすくなります。