この記事では、私が実際に使っていて感じたことや、アンケートを取った結果などから、22cmのストウブ鍋の使い勝手についてお伝えします。
わが家で好評の料理(シュクメルリ)のレシピもご紹介しますので、良かったら参考にしてくださいね。
ストウブ鍋(ピコ・ココット ラウンド)22cmは、主に3~4人家族に使い勝手が良いサイズです。
ご飯は、22cmの鍋で4合まで炊くことができますよ。
22cmか24cm迷う場合、4人家族で食べ切る量を作るなら、22cmがおすすめです。
5人以上だったり、4人でも多めに作りたい場合は24cmがよいでしょう。
ストウブ22cmの使い勝手
私は、ストウブのピコ・ココット ラウンド22cmを使っています。
初めて持ったとき、華やかな赤色の鍋に心が躍りつつも、ずっしりした重みを感じ、お手入れを怠って錆びさせてしまうのでは…などといった心配をしたことも覚えています。
それから3年以上経ち、鍋には使用感が出ていますが、面倒くさがりの私でも錆びさせることなく、今でも食卓に上がる鍋として活用しています。
ストウブ鍋は、洗うことやお手入れは大変なものではなく、これひとつあれば煮る、焼く、炒める、揚げる…といった様々な使い方ができる、とても使い勝手の良いものでした。
↑ 私が使っているのはピコ・ココット ラウンド22cm
ストウブの鍋を使う前に心配していたことは重さ(フタ込みで約4kg)と、焦げ付きやこびりつきです。
まず重い鍋を洗うことそのものが面倒くさそうで、更に焦げ付きをたわしでこするというような、普通にスポンジで洗う以外の作業をしたくなかったのです。
しかし実際に使ってみると重さには慣れました。
調理中の焦げ付きやこびりつきは、マットエマイユ加工によって元々が焦げ付きにくい構造になっているためか、ゼロではありませんが少ないです。
もし焦げ付いてしまっても、水を少し張って重曹を入れて10分ほど火にかけることで、大抵の焦げ付きがきれいに落ちます。
少し時間はかかりますが、こすらずに焦げ付きがきれいに落ちるのが面白くもあり、この作業に苦痛は感じません。
食洗機で洗うこともできるので、洗うことに関する心配はなくなりました。
ときどきシーズニング(鍋の内側を油になじませるお手入れ)をするのも簡単です。
↑ シーズニングやお手入れについては、こちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。
実際に使い始めて対応が必要になったのは、重いフタの置き場所の確保と、熱くなる鍋をつかむ方法でした。
これらについては、重いフタにも対応したスタンドと鍋つかみを準備することで、自分だけではなく家族も快適に使えるようになりました。
ストウブのふた置きやふた立てもあります。
作れる料理の分量については、夫婦2人と育ちざかりの男子1人の3人家族の我が家では、カレーは2回分くらい、おかずなら少し余るくらいです。
おかずの余った分は、翌日の私の昼食になるのでちょうど良かったです。
ストウブ22cmは中途半端なサイズなのか解説
ストウブ ピコ・ココット ラウンドには、10cmから34cmまで、おおむね2cm刻みで種類があります。
3人家族で22cmの鍋を愛用していますが、中途半端だと感じたことはありません。
ただ、人によっては「3人家族では22cmは大きく、18cmでちょうどよい」という意見もあります。
また、4人以上の家族で育ち盛りの子供がいれば、この先22cmの鍋は小さくなってしまうこともあり得ます。
そのように考えてみると、22cmは中途半端なサイズであるような印象も受けますね。
確かに、鍋の容量のみで考えると、中途半端になる可能性もあります。
実際にどのような使い方をするのかによっても、最適な大きさが変わってきます。
具体的にどのような料理を、どれくらいの量を作りたいのかを検討してサイズを決めると良いでしょう。
例えば、具材を炒めるとき、揚げ物をしたいときは、少し鍋底の面積が広い方が料理をしやすくなります。
さらに、茶碗蒸しやプリンなどの蒸し料理をしたいときは、使う容器の大きさにもよりますが、3人分で22cm以上の大きさであることが望ましいです。
また、ストウブ鍋を使うにあたって、重さや大きさがネックになることもあります。
まず、重さが22cmで約4kgありますが、これがもう1サイズ大きい24cmになると4.6kgになります。
重い鍋をずっと使い続けられるか、ということも考えてみるとよいでしょう。
さらに、フタも重く大きいため、使う時にはフタのスタンドを準備したとしても、鍋本体以外にも同じくらいのスペースを必要とします。
調理中、または調理が終わって食卓に出すとき、使えるスペースや食卓の広さとのバランスをイメージしてみると良いでしょう。
我が家の4人家族用のダイニングテーブル(120×80cm)では、22cmは程よい大きさだと感じています。
ストウブは、様々な調理法に対応していて使い勝手の良い鍋です。
高価なので、購入する時にはサイズ選びを迷うでしょう。
でも実際に使い始めて、ストウブの便利さやお料理の質がアップすることが実感できると「中途半端かも?」といった迷いは吹き飛びますよ。
ストウブ鍋を22cmか24cmかで迷うときの目安
ストウブのサイズ選びで22cmと24cmで迷ったとき、3~4人家族で食べきる量を作りたい場合では22cm、5人以上だったり、4人でも多めに作りたい場合は24cmがおすすめです。
わが家では、22cmの鍋で使い勝手がよいと感じでいます。
夫婦2人と育ちざかりの男子の3人家族で、カレーは2回分くらい、おかずなら少し余るくらいの量が作れます。
おかずの余った分は、翌日、私の昼食になるのでちょうどよいです。
しかし、実際に使っている方にアンケートを取ってみたところ、3人家族で22cmが少し大きいと感じる方もいました。
私が実際に使った感想やアンケート結果、鍋の大きさの比較、公式サイトのサイズ選びの目安をまとめると、次のようになりました。
- 3人家族で毎回の食事で食べきれる量を作りたい… 18~20cm
- 3人家族で料理を多めに作りたい… 22cm
- 4人家族で、毎回の食事で食べきれる量を作りたい… 22cm
- 4人家族で料理を多めに作りたい、5人家族である… 24cm
(鍋の大きさの比較、公式サイトのサイズ選びの目安表については、このあとご紹介します)
22cmと24cmで迷った時の参考にしてくださいね。
22cmと24cmの鍋の大きさを比較
ストウブ鍋の一般的な形である「ピコ・ココット ラウンド」で22cmと24cmを比較すると、次のようになります。
鍋のサイズ(外径) | 22cm | 24cm |
容量 | 2.6L | 3.8L |
底の直径 | 17.1cm | 19.2cm |
重さ | 4.0kg | 4.6kg |
高さ(フタ除外時) | 9.9cm | 10.5cm |
22cm、24cmというのは、鍋の外径となります。
実際に食材を入れる部分の直径(内径)は、それぞれ1cm程度小さくなります。
また、実際の料理では容量いっぱいに具材を入れず、7~8割程度におさえます。
仮に7割程度を実際の容量と考えると、22cmは約1.8L、24cmは約2.7Lとなりますね。
公式サイトの鍋のサイズ選びの目安より
鍋のサイズ選びについて、ストウブの公式サイトに目安の表があります。
公式サイトの表から、ピコ・ココット ラウンド22cmと24cmの比較をすると以下のようになります。
鍋のサイズ | 22cm | 24cm |
メインディッシュ | 3~4人分 | 4~6人分 |
小さなおかず | 4~6人分 | 記載なし |
最適炊飯量 | 3~4合 | 4~5合 |
公式サイトの目安を参考にすると、家族が3人までなら22cm、4~6人の場合は24cmが良さそうです。
茶碗蒸しやプリンなどを作る場合
ここまでは、主に、煮込み料理や炊飯に適したサイズをご紹介しました。
ところで、ストウブ鍋で、茶碗蒸しやプリンなどを作る場合はどうでしょうか。
わが家のストウブ鍋(22cm)に、耐熱容器を入れて確認しました。
WECKモールドシェイプ250ml(直径9cm、底の直径6cm、高さ9cm)の場合
22cmのストウブ鍋に3個入りました。
WECKチューリップシェイプ200ml(直径7.5cm、底の直径5cm、高さ8.5cm)の場合
22cmのストウブ鍋に4個入りました。
これより大きな容器を使いたい場合は、24cmの鍋が必要です。
既に使いたい容器が手元にあるなら、家族の人数分の器を一度に入れることができるのか、鍋の直径・底面の直径・鍋の高さから検討してくださいね。
ストウブの耐熱容器ミニ・ココット「11cmオーバル」や「11cmラウンド」を使う場合は、24cmの鍋だとどちらも3個入るようですよ。
ストウブ22cmで作るおすすめのレシピ
ストウブ22cmで作るおすすめのレシピをご紹介します。
ストウブ鍋では、焼くことも煮ることもできます。
以前、松屋さんが「シュクメルリ」を販売して評判になった時に、おいしそうなので作ってみたら家族に好評で、それから時々作るメニューになりました。
シュクメルリの作り方
材料(4人分)
- 鶏もも肉 2枚
- さつまいも 300~400g(中サイズ1本)
- すりおろしにんにく 20g~(お好みで)
- 牛乳 400~500cc
- サラダ油 適量
- バター 30g
- 小麦粉大さじ2とコンソメの素少々(ホワイトシチューの素なら40gくらい)
- レモン汁 少々
- 醤油 少々
- シュレッドチーズ 量はお好みで
- パセリ お好みで
私は普段、シチューの素を買わないので、小麦粉大さじ2程度と、コンソメの素少々(顆粒小さじ1、キューブなら1個の半分程度)を使っています。
シチューの素があればそちらを使ってください。
(ホワイトシチューの素を加える時は、火を止めて入れ、シチューの素を溶かしてください)
作り方
- さつまいもは、皮ごと食べやすい大きさに切って5分水につけてから、ザルにあげて水気を切る
- さつまいもを電子レンジで竹串が通るくらいまで加熱する(耐熱容器に入れてふんわりラップをして、600W3分が目安)
- 鶏もも肉は、一口大に切って塩こしょうをまぶす
- ストウブ鍋にサラダ油を入れ、中火で鶏肉の皮面から入れて5分程度焼く(焼き色を付ける)
- 鶏もも肉を裏返して、ニンニクを加えて少し炒める
- 牛乳とバターを入れ、フタをして5分ほど弱火で煮る
- サツマイモを加える
- 大さじ2の水で溶いた小麦粉と、コンソメの素を加える(またはシチューの素)
- とろみが出るまで弱火で5分程度煮込む
- レモン汁と醤油少々で味を調え、シュレッドチーズを入れてできあがり
できあがりにパセリを振ると良いようです(我が家では子供が嫌がるので使っていません)。
にんにくを加えるタイミングで、薄切りの玉ねぎ(1個分)を加えても美味しいですよ。
ところで、私が料理下手なだけかもしれませんが、鶏肉の皮のついた面を焼くときに、鍋に鶏皮がこびり付いてしまうことがあります。
鍋底が傷つかないように皮をはがして料理を続け、食べ終わったら重曹を使ってお手入れすることで、こびりつきもきれいに取れます。
↑ お手入れについては、こちらの記事で詳しく紹介していますので参考にしてください。
鍋に鶏皮がこびりついてしまっても、家庭で食べる分には十分おいしいものができます。
その後に楽にこびりつきを落とせることで、また懲りずにチャレンジできるのもストウブ鍋の良いところです!
ストウブ22cmの炊飯について
ストウブ鍋ではご飯を炊くこともできます。
ピコ ココット ラウンド 22cmでは、4合まで炊くことができます。
白米を2合炊いたときの写真がこちらです。
今回は少なめに炊きましたが、参考まで。
炊飯ジャーでの炊飯のように、炊飯ボタンを押したら炊き上がりまで全てお任せ、というわけにはいきませんが、炊飯にかかる時間はあまり変わりません。
少し手をかけても美味しいご飯を食べたいときには、ストウブでの炊飯をおすすめします。
炊いたご飯が鍋にこびりついたときは、鍋にしばらく水を張っておけば大丈夫です。
それでも取れない時は、重曹を使えばきれいになりますよ。
↑ ストウブでのご飯の炊き方、こびりついた時の落とし方、うまく炊けない時の対処法などは、こちらの記事で詳しく紹介しています。
よかったら参考にしてください。